top > プログラム詳細

10:00-10:15 開催挨拶

江口 純一
経済産業省 商務情報政策局 情報処理振興課長
中村 裕治
総務省 情報通信国際戦略局 融合戦略企画官
長谷川 章博
OpenStack Day Tokyo 2013 実行委員会 委員長

10:15-11:05 K1 キーノート講演 : The Rising Stack: How & Why OpenStack is Changing IT 【同時通訳付き】


講演資料(53.8MB)
講演動画
Mark Collier
Co-Founder, OpenStack COO, OpenStack Foundation
Mark Collier
One of the founders of OpenStack, the open source cloud operating system. Currently responsible for marketing and business development activities to grow the OpenStack community and business ecosystem (now over 140 companies).

11:05-11:55 K2 キーノート講演 : Education and Research on Open Cloud


講演資料(8.04MB)
講演動画
アカデミックコミュニティでオープンクラウド利用が本格化しています。
オープンクラウド上での教育と研究という観点から,国立情報学研究所の教育クラウド(edubase Cloud)と研究クラウド(gunnii)での事例を中心に,その使われ方を紹介します。さらに、オープンクラウドに関する教育と研究という視点から、トップエスイー教育プロジェクトでのクラウドコースの現状や、OpenStackコミュニティプロジェクトdodaiとcolonyを説明します。
インタークラウド環境構築のため、dodaiはオンデマンドでIaaSやPaaSを構成を可能にし、colonyは広域分散オブジェクトストレージを実現します。
横山 重俊
国立情報学研究所
横山重俊
国立情報学研究所 アーキテクチャ科学研究系 特任教授 GRACEセンター、クラウド推進室所属 1981年 大阪大学大学院理学研究科数学専攻修士後、日本電信電話公社横須賀研究所入所 オペレーティングシステム,分散処理技術,インターネット技術、クラウドコンピューティング基盤技術などの研究開発に従事。この間(1989~1991年)マサチューセッツ工科大学客員研究員などを経て、2008年より現職。

12:30-13:10
A1 【ランチ付きセッション】: 米国、アジアで躍進するMorphlabsがついに日本でも始動。OpenStackを企業で利用するノウハウはこれだ!


講演資料 1 別ページへ移動します

講演資料 2 別ページへ移動します
企業がクラウド基盤導入の際に検討する条件として、1) TCO全体を意識したコスト、2) 導入の容易さ、3) システム拡張、縮小が容易な柔軟性、4) 明確な導入後の運用方法、5) 基盤自体の将来性、などがあると言われている。Morphlabs社のmCloudシリーズはこれらの条件をOpenStack含め様々なオープンソース製品を統合して実現している。

本講演では、米国やアジアの企業や通信事業社での導入が進んでいるプライベートクラウド基盤向けの、mCloud Helixと、2013年2月にリリースされたパブリッククラウド基盤向けの、mCloud Osmiumの2製品を、日本での事業の方向性も含めご紹介。
Winston Damarillo
Morphlabs, Inc. CEO / Co-Founder
Winston Damarillo
1970年フィリピン生まれ。1990年に比国 De La Salle大学を卒業し、米国インテル社にて、オープンソース系のソフトウェアベンチャーへの投資活動に従事。1995年に、Javaアプリケーションサーバーの成功を予見し、1社目のベンチャー企業である Gluecode社を立ち上げ、事業性を証明した上で、米国IBM社へ売却する。同様に、2社目のベンチャー企業であるメッセージングサーバーの成長期に立ち上げたLogicblaze社も、2007年にIona Technologies社へ売却する。2010年には、世界経済フォーラム(ダボス会議)にて、Young Global Leaderとして選出され、Open Cloud Initiativeを提唱するなど、アジアのITを先導する。また、Eclipse Foundationのボードメンバーを歴任するなど、オープンソース業界においてはその活躍は世界中で認められている。現、Morphlabs社の創業者兼CEO。
金野 諭
Morphlabs, Inc. VP of Product Strategies
株式会社モーフ・ラボ 代表取締役
金野 諭
1971年大阪生まれ。1995年横浜国立大学を卒業後、株式会社CSK(現 SCSK株式会社)に入社。インターネットの黎明期からインフラ系技術に精通し、その時代に適した様々なサービスの立ち上げに関わる。2001年から米国テキサス大学オースティン校にて、ベンチャービジネスやファイナンスを学び、2003年の帰国を機に技術者から投資家へのキャリアチェンジをし、CSKベンチャーキャピタル株式会社(現 株式会社ウィズ・パートナーズ)へ転籍。海外投資全般を担当する海外投資担当部長に従事し、IT系投資先に対しは、社外取締役として海外ベンチャー企業の日本国内の展開や、アジア展開を支援。2010年に、米国ITベンチャーのMorphlabsのVP of Product Strategies兼日本法人代表に就任し、現在に至る。

12:30-13:10 B1 【ランチ付きセッション】: OpenStackインテグレーションのポイントと構築例


講演資料(5.39MB)
 現在OpenStackは世界で高い注目を集めており、その勢いは年々増加しています。これはオープンでロックインされないクラウド環境を構築できる事に加えて、利用者のニーズに合わせた柔軟なサービスを提供を可能とする事が大きな理由だと考えています。しかしOpenStackの構成には膨大な組合せが存在し、その中には問題が発生してしまうケースも存在しています。

 本セッションではOpenStackをインテグレーションする上でのポイントと、安全に活用するための構築例をハイパーバイザー、ストレージ、ネットワークの視点でご紹介いたします。
*ご紹介する内容はブースにデモ環境を準備しております。合わせてご覧ください。
中島 倫明
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社 ITインフラサービス企画開発部
中島 倫明
 半導体製造業のITインフラから業界に入り、そこで商用UNIXからLinuxへのマイグレーションを数多く手がける。その後、サーバ仮想化・ストレージを中心としたサーバ統合・コンサルティングを経て、現在OSSを軸としたクラウドサービス企画・開発を主な業務としている。
 2012年より日本OpenStackユーザ会会長を務めつつ、一般社団法人クラウド利用促進機構の技術アドバイザーとしてOpenStackとクラウド技術の普及・啓蒙・人材育成のため活動中。


13:20-14:00 A2 : OpenStackでNECが実現する「OSSクラウド」の世界


講演資料(6.52MB)
2010年よりOpenStack公開とともに検証開始、2011年8月OpenStackコミュニティに参画、  そして2012年9月OpenStackFoudationにゴールドメンバとして参加。長年企業向けOSSソリューションを展開してきたNECの「OpenStack」をベースとした最新「OSSクラウドソリューション」をご紹介。今後のOpenStackの展望とともに最先端のSIソリューションモデルをご説明。
高橋 千恵子
日本電気株式会社 プラットフォームマーケティング戦略本部 OSS推進室 技術主幹

13:20-14:00 B2 : OpenStack - SDNとオープンネットワーキングのすべて


■イベント告知ページ
(こちらのページに講演資料のスライドがございます。)
OpenStack QuantumでのOpenvSwitchやNVPを例にとり、メリットやSDNへの現実的なアプローチを示しデモを行います。クラウド環境におけるネットワーク仮想化の必然性の高まりから、新たな設計思想に基づくネットワーク技術が登場してきています。市場のクローズドなネットワークからオープンなトータルエコシステムへの変化、プログラマブルなソリューションのスピードとスケーラビリティ、データセンターで必要となるオープンネットワーキングの今後や、10GbEやLBaaS、エンタープライズ クラウドOSの行方、OpenStackを取り巻くビジネスに触れ、この分野に注力する理由について語ります。
水本 真樹
東京エレクトロン デバイス株式会社
CN事業統括本部 ビジネスデベロップメント部
水本 真樹
1998年 東京エレクトロン デバイス株式会社に入社。 最近はOpenFlow/SDNやOpenStackなどのオープンネットワーキング分野のビジネス開発を担当。Nicira社(現VMware)製品の国内展開やQuantumやOpenStackシステムを利用した「統合分散仮想ルータ」サンプル実装でのInterop併設イベントORC 2012への出展などを行った。これまでサーバー、アプリケーション開発、Web/DB、セキュリティ、ネットワーキングや仮想化分野を中心にSEとプリセールスを担当した経験を活かし、海外のOpenStack関連ベンダーとともに国内のビジネス化やさらなる革新をもたらすべく活動中。

14:10-14:50 A3 : SDN時代のデーターセンターネットワーク ~ネットワーク仮想化とプログラマビリティ~


講演資料(11.1MB)
データーセンター内で動作するアプリケーションの変化や、コンピュータ、ストレージの仮想化とクラウドコンピューティングの普及は、データーセンターのアーキテクチャそのものに大きな変革を必要とするようになってきました。またOpenStackに代表されるクラウド運用システムの出現によって、データーセンター内のネットワークも、コンピュータやストレージと同じ運用システムの中で、管理、運用したいというニーズが高まってきています。こういった背景の中、アリスタネットワークスのスイッチ機器が提供するソリューションをご紹介します。
兵頭 弘一
兵頭 弘一
アリスタネットワークスジャパン合同会社
国内コンピュータメーカー、ジュニパーネットワークス、フォーステンネットワークスなどを経て、2011年8月よりアリスタネットワークスに勤務。

14:10-14:50 B3 : OpenStack 簡単導入のすすめ~デルのOpenStackリファレンスアーキテクチャ概要~


講演資料(1.05MB)
本セッションはOpenStackの評価やパイロットプロジェクトを実施する際、システムやネットワークの構成をガイドするリファレンスアーキテクチャについて説明します。展開運用を自動化するツール Crowbar を用いた実践的なアプローチについて紹介します。
増月 孝信
デル株式会社 エンタープライズ・ソリューションズ統括本部
プリンシパル テクノロジスト
増月 孝信
デルのソフトウエアスペシャリスト。 昨年2月よりデルの推進するオープンクラウド活動団体 OSCA にて技術ワーキンググループ全体をリードしている。日本OpenStack ユーザ会には、デルを代表して参加。 本業以外に日本Javaユーザグループの幹事および事務局長として活動中。


15:10-15:50 A4 : MidoNet : 自律分散型ネットワーク仮想化技術の実現するクラウドインフラ


講演資料(2.49MB)
昨今SDNという言葉がはやり言葉になっていますが、その定義や技術も各社様々です。 我々のMidoNetは自律分散アーキテクチャに基づきVMと直接通信を行い、且つL4(今後L7)までのネットワーク機能を仮想的に実現する技術として商品化しました。Quantum PluginとしてOpenStackと密接に連携を行い、拡張性、耐障害性に優れたSoftware Defined Data Centerを構築できます。 SDNの中でもユニークなネットワーク仮想化技術MidoNetの仕組みとOpenStackとの組み合わせで可能な事をご説明致します。
加藤 隆哉
代表取締役 兼 CEO
ミドクラジャパン株式会社
京都大学工学部航空工学科卒業。株式会社コーポレートディレクションに入社。テレコミュニケーション/ソフトウェア/コンピュータ/メディア業界における新規事業開発支援、全社経営監査、中長期戦略立案などに従事。その後、株式会社グロービスを設立、グループCOOとしてベンチャー経営に携わる。同時に、ベンチャーキャピタリストとして、様々なベンチャー企業に投資。ワークスアプリケーション株式会社など数社の株式上場に成功させ、社外取締役としてベンチャー企業の経営支援を行う。2004年に株式会社サイバード代表取締役社長に就任。経営改革・事業改革の陣頭指揮をとる。2006年に株式会社CSKホールディングスの執行役員に就任。グループ子会社株式会社CSK-ISの代表取締役副社長としてIT分野の新規プロジェクトを推進。その後2010年1月に現職の株式会社ミドクラを設立、現在に至る。

15:10-15:50 B4 : OpenStackとともに歩むHP:戦略、アーキテクチャ、事例、そしてロードマップ


講演資料(2.02MB)
HPはOpenStackを「クラウド関連の製品とサービスを統合する中核技術」と位置付け、パブリッククラウドサービスやクラウド向けアプライアンスにおける積極的な採用を進めています。本講演では、オープンなクラウドの実現を目指すHPの戦略とソリューションポートフォリオについてのご紹介を交えながら、OpenStackへの取り組みや事例、最新の状況とこれからのロードマップについてお話しします。昨年末、HPの全世界向けイベント"Discover"で公表されたばかりの新製品情報など、「本邦初公開」の内容もご紹介する予定です。ぜひ、ご期待ください。
真壁 徹
日本ヒューレット・パッカード株式会社
真壁 徹
1997年に金融系シンクタンクに入社し、保険システムのアプリケーションと基盤開発に従事。
2001年、日本HPに入社。通信事業者向けア プリケーション開発部門を経て、現在は主にクラウド関連ソリューションの企画と提案、グランドデザインを担当している。

16:00-16:40 A5 : ITRI Cloud OS: An End-to-end Cloud Management Solution based on OpenStack
【同時通訳付き】


講演資料(1.32MB)
ITRI Cloud OS is an end-to-end cloud data center management solution designed for Amazon Web Service-like IaaS. It consists of server virtualization, storage virtualization, Network virtualization, and management virtualization, supports both VM-level and system-level HA, and incorporates load balancing techniques for a wide variety of resources.
In this talk, I will give an overview of ITRI Cloud OS, and report its current status, including its integration with the Essex distribution of OpenStack.
Tzi-cker Chiueh
Industrial Technology Research Institute
Dr. Tzi-cker Chiueh is the Secretary General of the Cloud Computing Association in Taiwan (CCAT), and the General Director of the Cloud Computing Center for Mobile Applications (CCMA) in Industrial Technology Research Institute (ITRI). He was also on the Board of Directors of OpenStack Foundation in 2012.

16:00-16:40 B5 : Driving innovation in the Data Center and Cloud 【同時通訳付き】


講演資料(1.38MB)
RackSpace社のOpenStackプロジェクトでも採用されているSM15000シリーズのご紹介をAMD社からPete Yamasaki氏が来訪し、AMD社のOpenStackへの取り組みとソリューション、事例と共にご紹介する予定です。

*Leading product definition and technology roadmap for AMDs SeaMicro Fabric Compute solutions.
*Driving Innovation and Improved Economics in Customer Data Centers.
*Delivering industry leading solutions for the scale out data center and Cloud.


Pete Yamasaki

Director of Product Management
Advanced Micro Devices, Inc.
Peter Yamasaki



16:50-17:30 A6 : OpenStackで実現するクラウドサービス基盤の将来像


講演資料(17.1MB)

OpenStackを用いたクラウド基盤を、クラウドサービスの発展に応じて迅速に拡張し
ていくには、どうすればよいでしょうか。

このセッションではOpenStackを活用したクラウドサービス基盤の将来像および、そ
のクラウドサービス基盤を実現するために最適なインフラ設計についてご紹介いた
します。
織 学

日本アイ・ビー・エム株式会社
織 学
2002年IBMに入社以来、Linuxやオープンソースソフトウエアと共にIBMシステム製品を活用していただくための技術支援活動に従事。

16:50-17:30 B6 : OpenStackで実現する、フルオープン仮想化基盤 ~NTTデータのOpenStackソリューションのご紹介~


講演資料(6.72MB)
NTTデータのOpenStackソリューション(http://oss.nttdata.co.jp/openstack/)を中心に、NTTデータのクラウドへの取り組み、OSSコミュニティへの貢献等をご紹介します。
菊間 一夫

株式会社エヌ・ティ・ティ・データ
NTTデータ入社以降、金融系システムの構築・運用に携わった後、現在は基盤システム事業本部にて、OpenStackを用いたクラウドソリューション開発、案件適用に従事。40代にして初めてOSSの大海に船出。この大海に溺れないよう日々研鑽中。

17:40-18:30 P1 主催者企画パネルセッション: Citrix、RedHat、VMwareが語る、これからのクラウド

セルフサービス型のIaaS(Infrastructure as a Service)を実現するソフトウエアとしては、OpenStackに加えて、Citrix Systemsの「CloudStack」やVMwareの「vCloud Director」などが存在します。これらライバル同士がどう切磋琢磨して、クラウドをより良いものにしてくれるのか。3陣営に語って頂きます。
パネリスト:北瀬 公彦 ⇒講演資料(4.04MB)
シトリックス・システムズ・ジャパン株式会社 マーケティング本部 ソリューション マーケティング マネージャー

北瀬 公彦
2000年3月に、シトリックス・システムズ・ジャパン株式会社に入社。テクニカルサポートおよびエスカレーションエンジニアリングとしてプログラムのデバッグ作業などの担当を経た後、同R&D部門にて、保守開発チームのマネジメント、派生開発プロジェクトのプロジェクトマネジメントやオフショアテストセンターの立ち上げに従事。その後、システムエンジニアリング部にてプリセールス、アライアンス支援に携わる。

2009年7月にマーケティング本部に異動し、ソリューション マーケティング マネージャーに就任。現在、Citrix XenServer、Citrix CloudStack等のクラウド製品のプロモーション、営業支援、技術支援、市場開発、プログラム企画、ビジネスアライアンスを担当。

dotline.gif

小松 康二    ⇒講演資料(1.61MB)
ヴイエムウェア株式会社
小松 康二
2007年にヴイエムウェア株式会社入社。約4年間にわたり、サーバ仮想化技術の導入による企業ITの変革をサポート。現在はテクニカルアライアンスマネージャとして、国内のITメーカーとの共同開発支援を担当。

dotline.gif

中井 悦司    ⇒講演資料(4.05MB)
レッドハット株式会社
中井 悦司
1971年大阪生まれ。予備校講師から転身、外資系ベンダでLinux/OSSを中心とするプロジェクト、および問題解決をリードする傍ら、多数のテクニカルガイド、雑誌記事などを執筆。その後、レッドハットに移籍し、エバンジェリストとして企業システムにおけるLinux/OSS活用の促進に注力。最新の著作「プロのためのLinuxシステム・10年効く技術」(技術評論社)では、企業システムの根幹を担うLinuxエンジニアに必須の実践技術を徹底解説。

dotline.gif

モデレータ:日経コンピュータ 中田 敦
日経コンピュータ
中田 敦
日経コンピュータ 記者。日経レストラン、BizTech、日経Windowsプロ、ITproの記者を経て、2008年より現職。共著として「クラウド大全」「Googleの全貌」などがある。1975年4月、富山市生まれ。